― 開催中の企画展 ―

<企画展>猪風来の縄文造形新作展「大地とぶどう」
                                
 <企画展>猪風来の縄文造形新作展「大地とぶどう」開催
 2025年11月14日(金)~2026年2月28日(土)
「大地とぶどう」
【「大地とぶどう」チラシ】 →PDF版を開く

●会期:2025年11月14日(金)~2026年2月28日(土)

     ※休館日 月曜日(祝日の場合は開館し翌日休館)

     月・火曜日(祝日の場合は開館)※冬季12~2月

●場所:猪風来美術館(新見市法曽陶芸館)

    新見市法曽609

●問い合わせ先:猪風来美術館 ℡:0867-75-2444


 緑の森の谷間から湧き上がる大地の息は、雲になり空に昇っていく。雲は風にのり、やがて雨や雪になって地上を潤す。風や太陽の熱が大きな海の流れを促し、海流に乗って魚たちは大海原を泳ぎ、渡り鳥たちも北へ南へ旅をする。

 大いなる自然の循環の中に、すべての生きとし生けるものたちは在る。私たちの星を抱く「渦の腕」スパイラルアームは、地球をとりまく気候の渦でありまた海流の渦のこと。

 季節を巡り懐深く抱いてくれる地球のスパイラルアームが今人類の文明の諸活動を原因として乱れてきている。激しい気候変動と海流の蛇行、地球温暖化がもたらす危機的な現状を憂い、大地への祈りを込めて造形した猪風来新作を展示した企画展です。


 「大地とぶどう」は、母なる大地のスパイラルアームに抱かれて結実したブドウの生命力あふれる造形、大地の精霊とブドウの精気を縄文の作風でレリーフ作品に仕上げたもの。

 また「渦星(うずぼし)」は村上原野の土器文様を素材にした縄文デザイン画を、楕円形の半立体作品として仕上げたもの。

 この作品はまさしく「原野星」として縄文宇宙空間を照らすに違いありません。

 「涙のひとしずく」「希望のひとしずく」「大地の精霊」などの未発表新作も展示予定です。

 どうぞ高覧ください。



▲ページ先頭に戻る