― イベント報告 ―


第27回 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
世界へともせ縄文の炎、根源から未来へ

【開催日】2018年10月7日(日)
秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
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「第27回秋の縄文野焼き祭り ~世界へともせ縄文の炎、根源から未来へ~」が開催されました。


 いま世界的に高まっている縄文文化に対する関心。

 1万年以上にわたる平和な時代の持続と大自然と共にある精神文化が育んだ独自の縄文造形に魅せられ、多くの
人たちがここに集いその心と技を学んでいます。


 県内外から集まる陶芸教室生や法曽焼同好会の作品を縄文時代と同じ野焼きで焼き上げ、その熱気の体感を通じ
て広く交流を深めました。


 さらに今回はスペインから猪風来美術館で縄文を学ぶため来日した女性アーティスト・ヌリアさんの参加もあり、
野焼き終了後には彼女を囲み「縄文アート文化交流会」が行われました。


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 焼き上げるのは陶芸教室生や法曽焼同好会員、地元の小学生ら、そしてヌリアさんの作品など約110点。

 今回もふたつの野炉を設け、女たちでひとつを受け持ちました。


 心配された台風の影響も小さく、涼やかな風が舞う野焼き日和の天に感謝しながらの火おこし。


秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
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 2つの野炉の周りに作品を並べてあぶり焼き。


 今回はじめて野焼きを体験するというスタッフも多く、猪風来や村上原野、そしてベテランメンバーらの指揮の
もと全員の心をひとつにして炎に向かい合います。


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秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
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 力があるもの、経験があるもの、忍耐力や思い切りの良さ、とっさの判断力などそれぞれの持ち味が生かされ、
見事に大きく育ってゆく縄文野焼きの炎。


 刻々と変化していく土器の色、太い材木を井桁に組み上げ、細い材木を間に差し入れ……スタッフたちの大奮闘
が続きます。


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秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
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 台風一過の風の力・炎の力・太陽の力など自然の力が一体となり炎は燃え盛り火の子宮、火柱となり、作品は
新たな生命を宿して生まれ出てきます。


 まるで生まれたての赤子のように初々しい作品たち。


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秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
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 岡山・倉敷・総社・矢掛町など岡山県内はもちろん、遠く東京や大阪、兵庫、広島、愛媛などから150人以上が
参加してくれました。


「縄文」に魅力を感じ、その本質を知りたいと思い集う人たち。

 土をこね、命や魂の躍動を文様で土器に表現するすべを学び、竪穴住居の炉の火を囲み、そして縄文野焼きの
息吹を肌で感じる。

 生命の循環や大地とのつながりを大切にする縄文の神髄をトータルで体験できる、縄文野焼き祭りはその集大成
の場となりました。。


 地元民も市外からの協力者も手を携えて祭りを支えています。

 前日からの準備に駆けつけてくれた人、早朝から会場設営に汗を流してくれた人、野焼きスタッフに急遽入って
くれた人、自主的に車の誘導をしてくれたり、体験コーナーを手伝ってくれる人など、たくさんの方々に助けられて2
7回目となる縄文野焼き祭りが行われました。

 本当にありがとうございました。


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   《縄文野焼き大賞》


 縄文野焼き大賞など4賞が決定!

 焼き上がった作品の中から特に独創性・縄文造形の光る作品を対象に「縄文野焼き大賞」など4賞を選考し表彰
いたしました。

 受賞作は10月末まで当館に展示いたします。


  ●受賞者(敬称略)


 ◆縄文野焼き大賞 ………………… 荒川悠(総社市)            縄文土偶

 ◆新見市教育委員会教育長賞 …… 小林夢姫(本郷小2年)         にーみん土偶

 ◆法曽焼同好会会長賞 …………… 高田一生(大阪府箕面市)        縄文土器

 ◆猪風来美術館館長賞 …………… ヌリア・ガルシア・カルデス(スペイン) 縄文土器と土偶


秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
【縄文野焼き大賞】 【新見市教育委員会教育長賞】
秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
【法曽焼同好会会長賞】 【猪風来美術館館長賞】
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   《縄文体験コーナー》


  ~縄文土器で煮炊きをしてみよう!~


 2つの縄文土器を使って猪汁の煮炊き。

 土器大好きな縄文女子たちが手際よく土器の周りに薪をくべて温め、水を入れ、野菜やキノコたっぷりの
野性味あふれる縄文鍋を作り上げました。

 その美味しさに今回は行列ができる盛況ぶりで、みなあっという間に完食!


秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
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  ~粘土でつくろう~


 沢山の方々が土器や土偶つくりに挑戦、思い思いの作品を作りました。

 年齢に関係なく土に触れ縄目を転がすと、そこは縄文への入り口です。


  ~粘石で勾玉をつくろう~


 白・黒・ピンクのやわらかな滑石を削って勾玉の形に。

 ひたすらに削り続け、それぞれの形を目指します。

 勾玉は命のかたち、命の豊饒を祈って作ります。


秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)  
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   《販売コーナー》


 地元法曽焼同好会による販売コーナーではうどん・猪カレーうどん・猪カレーライス・大山おこわなどが提供
されました。

 飲み物や地元特産品法曽茶・法曽焼、ピオーネの販売もありました。


秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
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   《縄文アート文化交流会~ヌリアさんを囲んで》


 縄文野焼き祭り終了後、焼き上がったばかりの作品を前にホットな感動と縄文談義を語り合いました。


秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
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 ヌリアさんは9月の半ば過ぎから新見市法曽に滞在し、猪風来の縄文レクチャーを受け作品つくりに励んできま
した。

 彼女のスペイン・カタルーニャの気質は見事に縄文と響きあい、たくさんの作品を創り出しました。


秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
秋の縄文野焼き祭り(平成30年度) 秋の縄文野焼き祭り(平成30年度)
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 彼女は縄文の祈りを「命があらゆる所に溢れますように」という言葉に要約しています。

 これは、母なる大地と心を結ぶスピリットは世界的な根源力を持っていることを示しています。


 「縄文ブーム」と言われる日本国内のみならず、国際的にも認識を共有できることを参加者らは実感していました。


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ヌリア・ガルシア・カルデス 秋の縄文野焼き祭りに寄せて

 皆さんの多くは、なぜ私が新見の猪風来美術館に来ることになったのかと、思っておられることでしょう。


 私はカタルーニャのバルセロナの芸術家です。私が縄文芸術のことを知った時、私は、森に隠れ、形を変えつつ棲む生物に関連した彫刻やオブジェを制作していました。


 あの瞬間、私は既に縄文の美、土器、土偶に引きつけられていました。何故なら私は、人間との対話を通して意味のある世界が形作られる事に興味を持っていましたから。


 そして色々なことが起こりました。情報が先に来て、次に、私が今知ろうとしていることは今までとは違う方法で創作するきっかけになるだろうと直感しました。それで、私は猪風来美術館に来たのです。 ここに来ることは簡単ではありませんでした。しかし私はこの工房で制作を続けてもう15日間が過ぎたのです。


 私の縄文体験とは何でしょう? それは深いものでした。猪風来美術館で発見した美の爆発は私の内面に深くインパクトを与えました。美、生命の守り、日々の祈り、内面の強い欲望、そのすべてが生命で溢れています。


 田畑を潤す水、果実を実らせる木のような命。それを象徴し、命が続いていくように祈る女性の土偶。


 猪風来さんは私を技と、美と、霊的な世界に導いてくださいました。その世界について、今までの私は表面的にしか知りませんでした。私は深く学び、芸術家として、そして人間的にも内面的に豊かになりました。その結果、私の作品と、個人的な、そして芸術家としての祈りは縄文の精神に彩られました。


 もしかして猪風来さんと、息子さんの原野さんの作品は流行おくれで、古くて、趣味が悪くて不細工とさえ言う人がいるかも知れません。私は美の概念は一つではないと思います。見かたを変えれば、科学的な美、技術的な美、デザイン的な美、過去と最近の芸術傾向、美の可能性は様々です。


 私が声を大にして言いたいことは、縄文の美は何年も前に世界中の重要な機関に認知され、縄文研究に対する人々の関心は減少するどころか、高まっていることです。そして猪風来さんは縄文造形を擁護し維持するリーダーの一人として知られ、その疲れを知らない美術界での貢献も知られています。


 最後に、縄文造形を復活させた猪風来さん、息子さんの原野さん、そしてお二人の縄文芸術の表現作品に感謝いたします。縄文芸術は、紛れもなく日本的遺産を語る世界であり、その遺産とは、過去を語り、同時に、私たちを遠い祖先に近づけたり、私たち自身を語ったり、また、私たちが現在を生きるのを助けて、現在を豊かにしてくれる遺産でもあります。


 私のすべての言葉はたった一つの祈りに要約できます。命があらゆる所に溢れますように。猪風来美術館と工房が日本中、世界中に知られますように。この命があふれる場所は多くの人たちと共有すべき、日本社会そして国際社会から認知されるべき場所です。猪風来さん、原野さん、よしこさんが高潔な精神で、とても大きな貢献をされたことに心から敬意を表します。


 皆様、有難うございます。猪風来さん、原野さん、よしこさん、そしてご親切に私を家に貸していただいた森谷家の皆さん、野焼き祭りの協力者のすべての方々に感謝いたします。


 感謝と尊敬をこめて、


 ヌリア・ガルシア・カルデス


翻訳: 辻江真弓
→カタルーニャ語版を開く(PDF) Obriu la PDF en català

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 写真提供: 多田則明(香川県)

       小林由典(法曽焼同好会)


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「第27回 秋の縄文野焼き祭り」チラシ表面
「第27回 秋の縄文野焼き祭り」チラシ裏面
【「第27回 秋の縄文野焼き祭り」チラシ】 →PDF版を開く


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『縄文冬至祭り』開催!

【開催日】2017年12月28日(金) 午後1時30分~8時
縄文冬至祭り
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 縄文式竪穴住居「縄文 大地の気場庵」が猪風来美術館の広場に、一年がかりで完成しました。
(2016年9月~2017年9月)

 昨秋よりの茅の収集をはじめ、春の木材の切り出し・皮むき、夏炎天下の茅葺きなどの作業に延べ235人の
方々のご協力があり、また資材や道具の提供、お志などが寄せられました。


 この「気場庵」は、冬至の日没の太陽の光が入口から入り炉の中心に射しみ、一年中で最も弱まった太陽を
大地の子宮たる穴居に抱き太陽の復活を祈るように建てられています。

 そして、完成して最初の冬至を迎えるこの日に、建設に協力いただいた方々をはじめとする参加者が集い、
悠久の時を越えて縄文の心に感応する『縄文冬至祭り』が行われました。


縄文冬至祭り
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  《第一部》 講演会『縄文の住居・ムラ・世界観』


 ◎講演者 松本直子氏(岡山大学考古学研究室教授)

(縄文社会を主なフィールドとして認知考古学およびジェンダー考古学の視点から研究を進める。

 考古学の新たな視点から縄文の心に迫るトップランナー)


 今回の講演では、認知考古学の観点からの最新の縄文研究の知見が提示されるとともに、質疑応答の時間では
出席者の意見/疑問に応える形での縄文論の交流の場に。

 縄文の精神文化の実像へと迫る、考古学とアートが連携する新たな可能性を感じさせる機会となりました。


縄文冬至祭り 縄文冬至祭り
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 《第二部》 「縄文大地の気場庵」前広場にて


 1 火おこしと冬至の日の入り迎えの儀式

 2 穴居の火を広場の炉や篝火に点火

      縄文太鼓の演奏(乙倉 俊)・祈りの女舞

 3 楽器と舞が加わりセッション

      参加者皆で大地を踏むラウンド・ダンス


 第二部は火おこしから始まり、日の入りの陽光と炉の炎とが合一する瞬間を迎えます。

 そして、猪風来によるペウタウンケ(神呼びの叫び)で演奏と舞いが幕を開けました。


 縄文太鼓の音が谷間にこだまし、草冠を纏った三女性の舞いが太陽と大地を繋ぎます。


 さらに舞踏家たちのダイナミックな舞いと、シャーマニックドラムやインディンフルートの調べが加わり、
最後は皆が参加してのラウンド・ダンスによって渾然一体となる大地への祈り。


 縄文スピリットと大地の思考に感応する人達が心を一つに結び、現代に縄文時空が開くひとときとなりました。


縄文冬至祭り 縄文冬至祭り
【火おこしとペウタウンケ】
縄文冬至祭り 縄文冬至祭り
【小野真由美・荒川悠・戸田貴子による三女の舞い】
縄文冬至祭り
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縄文冬至祭り 縄文冬至祭り
【赤田龍太郎によるシャーマニックドラム演奏】 【舞踏家 黒瀬公浩の縄文の舞い】
縄文冬至祭り 縄文冬至祭り
【大地の子宮の化身に扮した小山麻衣子の舞踏
(衣装協力:三宅典子)】
【乙倉俊・井口さおり(beZen鼓空)
による縄文太鼓の演奏】
縄文冬至祭り 縄文冬至祭り
【とろん の奏でるインディアンフルート】 【皆で大地に祈りをささげるラウンド・ダンス】
縄文冬至祭り
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 《第三部》 懇親・懇談会(会食)


 第三部では、ふたたび創作館に集まってテーブルを囲んでの懇親会。


 縄文食(ドングリ粥)や熊肉、鍋、そして参加者が持ち寄っていただいた差し入れなどを囲んで舌鼓を打ち、
みなで汗を流した竪穴住居と縄文体験の話題に花を開かせました。


縄文冬至祭り 縄文冬至祭り
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 (撮影協力:米本久美子)


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縄文冬至祭り
【縄文冬至祭り チラシ】 →PDF版を開く

 (この竪穴住居づくりは(財)福武教育文化財団の助成を受けています)



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【文化庁】平成28年度 地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業 岡山県博物館協議会25周年記念
【猪風来講演会】
生命と魂のデザイン―日本の古縄文アートから現代縄文アート

【日 時】2017年1月22日(日)14:00~15:30
【会 場】岡山県立美術館ホール              
【講演会】生命と魂のデザイン―日本の古縄文アートから現代縄文アート

 講演では、猪風来美術館の国内外での活動をはじめとする現代縄文アートの潮流の紹介から、猪風来の縄文
一筋40年の創作体験にもとづく縄文スピリットの開眼、そして文様造形の解読から縄文の“心と技”と“知の体系”
について語られ、約百名の聴講者が熱心に聞き入っておりました。


 聴講者からは「新鮮で衝撃的だった」「これまで弥生時代のことしか知らなかったが、縄文について今日
講演で聴いて目から鱗が落ちる思いだった」「私も土器作りをしてみたいと思った」といった感想が寄せら
れました。


 今回の講演会は岡山県博物館協議会25周年記念として企画されたものであり、岡山県を中心として西日本
での縄文芸術・文化への関心の高まりを感じるものとなりました。


 ご来場のみなさん、スタッフのみなさん、誠にありがとうございました。


【講演会】生命と魂のデザイン―日本の古縄文アートから現代縄文アート
【講演会】生命と魂のデザイン―日本の古縄文アートから現代縄文アート

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 主催:岡山県博物館協議会(℡086-225-4800) / 共催:岡山県,公益財団法人岡山県郷土文化財団

 発行:猪風来美術館(℡0867-75-2444 〒719-2552 岡山県新見市法曽609 Website: http://www.ifurai.jp)


【講演会】生命と魂のデザイン―日本の古縄文アートから現代縄文アート
【生命と魂のデザイン―日本の古縄文アートから現代縄文アート チラシ】 →PDF版を開く


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ARTs of JOMON in DENVER

【期 間】2015年9月1日~11月30日                          
【会 場】アメリカ コロラド州 デンバー国際空港                         
     Ansbacher Hall(日本直行便が到着するターミナルAからメインターミナルを結ぶ連絡通路)
     Terminal Gallery(5F)                               
【主 催】デンバー国際空港・NPO法人jomonism                        
ARTs of JOMON in DENVER

 →【デンバー国際空港公式サイト(Arts of Jomon - DenverInternational)


【出展作家(50音順)】

 猪風来 Ifurai(縄文造形家)

 大森準平 Junpei Omori(陶芸家)

 大藪 龍二郎 Ryujiro Oyabu(陶芸家)

 大山康太郎 Kotaro Ooyama a.k.a.Mon(ライブペインター/DJ)

 金理有 Riyoo Kim(陶芸家)

 坂巻善徳 a.k.a.sense(美術家)

 小林武人 Taketo Kobayashi(3DGGデザイナー)

 澁谷忠臣 Tadaomi Shibuya(グラフィックアーティスト)

 篠崎裕美子 Yumiko Shinozaki(陶芸家)

 竹谷隆之 Takayuki Takeya(フィギュア造形師)

 堀江武史 Takeshi Horie(修復家)

 片桐仁 Jin Katagiri(俳優、タレント)

 丸岡和吾 Kazumichi Maruoka(髑髏作家)

 村上原野 Genya Murakami(縄文造形家)

 結城幸司 Koji Yuki(版画家・彫刻家)


 ARTs of JOMON in 新見に引き続いて、アメリカでの現代縄文アート展の開催。

 日本から15名のアーティストによる縄文造形作品などを展示しました。


 →【アメリカでの縄文アート展開(ARTs of JOMON in DENVER に先駆けて)


アメリカでの縄文アート展開
【山陽新聞 2015.09.18】

ARTs of JOMON in DENVER ARTs of JOMON in DENVER
ARTs of JOMON in DENVER ARTs of JOMON in DENVER
ARTs of JOMON in DENVER ARTs of JOMON in DENVER
ARTs of JOMON in DENVER
ARTs of JOMON in DENVER ARTs of JOMON in DENVER


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アメリカでの縄文アート展開
(ARTs of JOMON in DENVER に先駆けて)

▼縄文ワークショップ  ▼ARISE Music Festival  ▼Mural Project
▼レセプション  ▼ギャラリー壁画  ▼ホピ探訪
アメリカでの縄文アート展開

 今回アメリカでオープンした ARTs of JOMON in DENVER 展に先立ち、関係する縄文アーティスト8名
が渡米して、展示準備のほかコロラド州・アリゾナ州各地で縄文アートのプロジェクトや交流活動を展開し
ました。


【渡米作家(50音順)】


猪風来(縄文造形家)/大薮龍二郎(陶芸家)/大山康太郎 a.k.a. Mon(ライブペインター/DJ)/
小林武人(3DGGデザイナー)/坂巻善徳 a.k.a. sense(美術家)/篠崎裕美子(陶芸家)/
村上原野(縄文造形家)/廣川慶明(フォトグラファー)


 →【ARTs of JOMON in DENVER


アメリカでの縄文アート展開 アメリカでの縄文アート展開
【ARTs of JOMON in DENVER 展示準備作業】

アメリカでの縄文アート展開
【山陽新聞 2015.09.18】

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●縄文ワークショップ

(8月15日,16日 コロラド州ボルダー市)


 ボルダー・ポッタリー・ラボ(Boulder Pottery Lab)で猪風来、大薮龍二郎、村上原野を講師として
縄文ワークショップを開催。


アメリカでの縄文アート展開 アメリカでの縄文アート展開
【ワークショップ見本作品の制作】
アメリカでの縄文アート展開 アメリカでの縄文アート展開
【スライドレクチャーと縄文の道具作りワークショップ】
アメリカでの縄文アート展開 アメリカでの縄文アート展開
アメリカでの縄文アート展開 アメリカでの縄文アート展開
【縄文造形実践ワークショップ】
アメリカでの縄文アート展開
【ワークショップ参加者の方々と】

 猪風来、大薮龍二郎、村上原野の三人が館内で制作した作品三点を、縄文アート交流のあかしとして、
ボルダー・ポッタリー・ラボ代表のナンシー氏に寄贈しました。


アメリカでの縄文アート展開
【作品寄贈】

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●ARISE Music Festival

(8月7日~9日 コロラド州ボルダー市)


 8000人が集まった音楽フェスティバルの会場ギャラリースペース横にパネルを設営、開催期間中に
sense が壁画をライブペイントを実施。

 大薮龍二郎、村上原野がサポートとして参加。


アメリカでの縄文アート展開
アメリカでの縄文アート展開 アメリカでの縄文アート展開
アメリカでの縄文アート展開 アメリカでの縄文アート展開
【ARISE Music Festival 会場と壁画】

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●Mural Project

(8月11日~22日 コロラド州デンバー市)


 デンバー市内のチェリークリーク(Cherry Creek)で sense, Mon が壁画制作を実施。


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●ギャラリー壁画

(8月17日~22日 コロラド州デンバー国際空港)


 デンバー国際空港ターミナルギャラリー内に壁画制作を実施。


アメリカでの縄文アート展開
アメリカでの縄文アート展開 アメリカでの縄文アート展開
【ギャラリー壁画制作】

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●レセプション

(8月20日 コロラド州デンバー市)


 デンバー市内のDOMO(日本料理レストラン)にてデンバー市のアート関係者らを招いた日本の縄文
アーティストとの交流パーティ。

 およそ50名が参加。


アメリカでの縄文アート展開
アメリカでの縄文アート展開 アメリカでの縄文アート展開
【レセプション】

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●ホピ探訪

(8月22日,23日 アリゾナ州ホピ・メサ)


 ホピ族(ネイティブアメリカン)のルーベン氏を訪ね、猪風来、村上原野が縄文とホピの文化交流。

 TEWA村で開催されたSocial Danceに参加。

 ファースト・メサでホピの陶芸家ドロシー氏によるホピ式野焼きを拝見。



ホピのメサ内では写真撮影が禁止されています


 アリゾナ州セドナ市でホピの源流といわれるシワナ族遺跡へ行き、岩絵やボルテックスのメディスン・ホール、
“大地の子宮”などを訪れる。


アメリカでの縄文アート展開
アメリカでの縄文アート展開 アメリカでの縄文アート展開
【シナワ族の遺跡(岩絵、ボルテックスにて)】

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 →【ARTs of JOMON in DENVER



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開館10周年記念
ARTs of JOMON in 新見
-現代縄文アートの世界-

【期 間】2015年6月18日(木)~6月28日(日)
【会 場】新見市文化交流館 まなび広場にいみ小ホール 

▼詳細情報を見る  ▼会場写真を見る  ▼報道記事を見る
ARTs of JOMON in新見

ARTs of JOMON in 新見チラシ
ARTs of JOMON in 新見チラシ
【ARTs of JOMON in 新見 チラシ】 →PDF版を開く

 日本列島に一万五千年前より花開いた縄文文化が、近年世界から注目を集めています。

 考古学での成果は縄文の実像を解き明かしつつあるとともに、その芸術としての造形美の存在を世界に知ら
しめています。


 この動きは現在、絵画、彫刻、デザイン、陶芸、織物、音楽、映像、演劇、ファッションなどあらゆる領域
へと広がり、今日では縄文アートを志す多くの若き芸術家達が各ジャンルで活躍しています。


 すなわち、縄文のスピリットとインスピレーションに感応して創作するアーティスト達の活動が潮流となり、
現代縄文芸術運動がいま大きく飛躍しようとしているのです。


 ARTs of JOMON展は全国の主要な現代縄文アーティストが結集し、日本文化の根源である縄文スピリット
にもとづく現代縄文アート作品を展示し、全国―世界に発信するものです。


 これまでに各地で展示が好評を博し、このたびメインアーティストの一人である猪風来の地元・新見市での
開催となりました。

 現代縄文アートの新しい時代を拓く作家たちの作品をぜび高覧ください。


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■参加出品 全国の主要な縄文アーティスト(19名)

      岡山県内の縄文作家(5名)


■特別展示 片桐仁作品特設コーナー

      JOMO-T展(縄文をテーマにデザインしたTシャツを展示)

      メディアアート(縄文の世界観を醸成した映像作品を上映)


■公開制作 ライブペイント(縄文アーティスト3人による絵画)

      6月16日(13:00 - 17:00)~17日(10:00 - 17:00)

      渋谷忠臣・坂巻善徳 a.k.a sence/さかいひろこ


■オープニングセレモニー・キュレーターによる作品解説

      6月18日 9:00 -


■縄文ワークショップ(各先着20名 参加費300円)

      6月20日/21日 10:00 - 15:00

      黒曜石のアクセサリーづくり(講師:草刈朋子)

      縄文土鈴をつくろう!(講師:村上原野)


■主催 新見市・現代縄文アート展実行委員会

■企画制作 猪風来美術館・NPO法人jomonism


 → ARTs of JOMON 公式Facebook


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ARTs of JOMON in新見
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ARTs of JOMON in新見
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ARTs of JOMON in新見
【ARTs of JOMON in新見 会場写真】(画像をクリックで拡大します)

ARTs of JOMON in新見 ARTs of JOMON in新見
【ARTs of JOMON in新見 ワークショップ】(画像をクリックで拡大します)

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山陽新聞 2015.06.16 山陽新聞 2015.06.18
【山陽新聞 digital 2015.06.16】
(クリックで記事を開きます)
【山陽新聞 digital 2015.06.18】
(クリックで記事を開きます)

山陽新聞 2015.05.30
【山陽新聞 2015.06.23】(画像をクリックで拡大します)
山陽新聞 2015.05.30
【山陽新聞 2015.05.30】(画像をクリックで拡大します)

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福山で猪風来講演会!

【開催日】2015年3月22日(日)            
【会 場】福山市市民参画センター(広島県福山市本町1-35)
猪風来講演会

 猪風来の生まれ故郷福山で初の「縄文の心と文化を語る」講演会。


 福山には縄文時代中期の有名な遺跡である馬取貝塚(柳津)があります。

 また、帝釈馬渡岩陰遺跡からは、縄文時代草創期(約1万5000年前)の土器が出土しており、これは
世界最古級の土器です。


 備後の地にも確かに息づいている縄文の魂を呼び覚まし、“縄文の美”について語り合う心と文化の講演
となりました。


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猪風来講演会 猪風来講演会
【猪風来による、福山出土の縄文土器再現製作】

■主催  古代縄文の歴史研究会

■後援  福山市教育委員会・中国新聞備後本社

     山陽新聞社・(株)プレスシード

■お問い合わせ先 090-3477-9479


猪風来講演会


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東京町田ひなた村に“縄文の炎”たちのぼる

【開催日】2015年2月28日(土)  
【会 場】東京都町田市青少年施設ひなた村
東京町田・縄文アートフェス
(画像をクリックで拡大します)

 数千年の時空をこえて「縄文スピリットから始まる新しい創造」の炎が、東京の縄文王国・町田の地に
燃え上がりました。


 『東京町田・縄文アートフェス』ではメインイベントである「野焼きまつり」をはじめ、縄文シンポジウム
や町田の縄文遺跡を巡るツアー、縄文ワークショップといった縄文づくしの一日でした。


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 野焼きする作品は、2月15日に集まった約40名の方々が制作した縄文土器・土偶の数々。

 町田市の出土品を参考に、自由に創作した作品です。

 まずは講師・猪風来が縄文造形の意味をはじめ、文様の入れ方や入魂の造形など技法をレクチャー。

 そこから皆が各々の創造をふくらませてゆき、見事な縄文の作品をつくりあげました。

 このほか、猪風来(猪風来美術館館長)と村上原野(同・陶芸指導員)による町田市出土の再現制作を
した土器・土偶なども一緒に焼き上げます。


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 野焼き当日には北海道のアイヌの方々も駆け付け、猪風来らとともに火と天地の神々に祈りをささげる
縄文野焼きカムイノミをとりおこないました。

 炎に向きあっての大自然への祈りの儀は、野焼きと祭事の本質をあらわす象徴的なシーンでもありました。

 東京藝術大学の方々も野焼きスタッフとして参加し、たくさんの人たちの力が集結します。


東京町田・縄文アートフェス 東京町田・縄文アートフェス
【数日前から野焼き場を整備する(野炉焼き)】
東京町田・縄文アートフェス 東京町田・縄文アートフェス
【火入れ】 【カムイノミの儀】
(画像をクリックで拡大します)

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東京町田・縄文アートフェス 東京町田・縄文アートフェス
【作品を火の周りに並べる】 【徐々に炙ってゆく】
東京町田・縄文アートフェス 東京町田・縄文アートフェス
【作品が熱くなってから炎の中に入れる】 【木を積んで炎を大きく育ててゆく】

 朝7時から野炉の準備をはじめ、9時に火入れとカムイノミ、そこから徐々に炎を大きく育ててゆきます。

 皆の制作した作品も火にあぶられて、熱が高まるとともに土色から黒、黒から赤へと次第にその色を変え
てゆきます。


東京町田・縄文アートフェス 東京町田・縄文アートフェス
【器体の色をみながら木を積む】 【炎が野炉を包み込むクライマックスへ!】
東京町田・縄文アートフェス 東京町田・縄文アートフェス
【炎の子宮が完成し、炎が大きくたちのぼる】 【少しずつ炎がおさまってゆく】
東京町田・縄文アートフェス 東京町田・縄文アートフェス
【焼き上がった作品がその姿を現す】
(画像をクリックで拡大します)

 最後に大きな炎が町田の空へとたちのぼり、作品に新たな命が宿ります。

 “やきものの原点”の力強さを居あわせたたくさんの人たちが共有した時間でした。


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 同日には縄文シンポジウムとしてひなた村カリヨンホールで小林達雄国学院大学名誉教授、町田市の
川口正幸学芸員らによる講演や、大薮龍二郎、小林武人によるアーティトトークも行われ、立ち見が出る
ほどの盛況となりました。


 また、野焼き会場では黒曜石を使ったアクセサリーやアイヌ文化などのワークショップもあり、訪れた人の
興味を引いていました。


 野焼きの佳境には燃えさかる炎の前で GENZ によるバンドの演奏が催され、祭りの熱気を盛り上げました。


東京町田・縄文アートフェス 東京町田・縄文アートフェス
【黒曜石ワークショップ】 【アイヌワークショップ】
東京町田・縄文アートフェス
【炎の前で GENZ のライブ】
(画像をクリックで拡大します)

 このほか町田の縄文遺跡を巡るツアーなども開催され、日本列島の遙かな文化のルーツを見て、聞いて、
ふれて感じる縄文づくしの一日となりました。


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 今年1月には東京青山のスパイラルガーデンで開催された『ARTs of JOMON 展』で現代縄文アートの新潮流
を示し、そしてこの2月の町田での縄文野焼きの実現は、縄文の古層から現代までをつらぬく縄文文化の心髄を
あきらかにする“縄文の美”の狼煙となりました。


 「これは、約40年間にわたり縄文の道を邁進してきた中での、夢の実現でもありました」(猪風来)


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■ 問い合わせ先

 (事業全般に関すること)産業労働局観光部振興課 TEL:03-5320-4768

 (イベントに関すること)パシフィックコンサルタンツ株式会社 TEL:042-372-3297


■ → 公式情報(東京都)


東京町田・縄文アートフェス
東京町田・縄文アートフェス
【東京町田・縄文アートフェスチラシ】 →PDF版を開く

東京町田・縄文アートフェス 東京町田・縄文アートフェス
猪風来(土偶を制作) 村上原野(土器づくり)


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芸術新潮
現代の縄文土器を野で焼く
『猪風来の豊饒世界』

【掲載号】「芸術新潮」2014年7月号
「縄文の力(別冊太陽 日本のこころ 212)」 「縄文の力(別冊太陽 日本のこころ 212)」

 芸術新潮2014年7月号で、猪風来美術館と春の縄文野焼き祭りを取り上げた『現代の縄文土器を野で焼く
猪風来の豊饒世界』が掲載されました。


 空にたちのぼる炎が縄文土器に生命を宿す、縄文の真髄である野焼き。

 そこに体現される猪風来縄文スパイラルのゆたかな造形美と精神世界に迫る。


 縄文野焼きの一部始終を目撃し作品が生まれ出る瞬間に立ち会った記者の綴るルポルタージュです。


 文:草刈朋子 写真:廣川慶明


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 → 芸術新潮|新潮社 (公式サイト)




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日本初の快挙!
国宝「中空土偶」漆塗装技法と縄文ベンガラ技法の解明
―“縄文の赤”の美をはじめて再現―

【函館市縄文文化交流センターの公式ページで論文公開】
国宝「中空土偶」漆塗装技法と縄文ベンガラ技法の解明 国宝「中空土偶」漆塗装技法と縄文ベンガラ技法の解明

 縄文造形家であり縄文赤漆研究家である猪風来は、国宝である中空土偶(函館市著保内野遺跡出土)の
赤漆塗装の解明に取り組んできました。


 その成果を纏めた論文【「国宝土偶」(中空土偶)の漆塗装と縄文の赤漆に関する実験考古学的研究】が、
このたび函館市の公募事業「平成25年度 縄文文化特別研究」として発表されました。

 現在、函館市縄文文化交流センターの公式ページで公開されております。


 → 函館市縄文文化交流センター (公式ページ)

   → 論文 (PDF)


【研究成果の公開展示】

【期 間】2014年5月20日(火)~6月8日(日)
【会 場】猪風来美術館第1室            
国宝「中空土偶」漆塗装技法と縄文ベンガラ技法の解明 国宝「中空土偶」漆塗装技法と縄文ベンガラ技法の解明

 国宝である中空土偶(函館市著保内野遺跡出土)には、本来黒漆と赤漆が塗装されていましたが、漆はわずか
しか残存せず、ほとんど剥がれた状態で出土しました。

 この剥離した漆塗装は、あえて剥離を前提として(祭式のために)計画的に塗装されたものである、という説
が提唱されていました。

 このことが「縄文土偶祭式の不思議」として、考古学的な解明が求められてきました。


 また、赤漆に用いられた赤土ベンガラにも謎がありました。

 縄文時代に赤土ベンガラがどのような技法で生産されていたのか、これまで多くの考古学者が再現を試み
ながらも明確な実証に至らず、課題とされてきました。


 こうした“縄文の赤”の美の秘密を解明する、縄文の技法による再現がはじめて成功をおさめました。

 論文では、猪風来による成果の詳細な経過と結果が纏められています。


 縄文赤土ベンガラの生産実験においては、岡山県吹屋で採取された天然黄土を、縄文野焼きで1000℃焼成
することによって、高純度のベンガラ(酸化鉄(Ⅲ)・酸化第二鉄)の精製に成功。

 また、生産した赤土ベンガラと生漆(備中漆)を混合した赤漆を用いた赤漆塗縄文土器の作成に成功しました。

 これは、天然原料と縄文の技法を徹底した実験考古学的成果の確立となります。


 中空土偶の漆塗装の計画的剥離実験においても、縄文時代に存在しうる塗装技術の追求によって、剥離状況の
再現実験に成功。

 縄文人の土偶をもちいた祭式儀礼を解明する端緒を開きました。


 こうした成果は、縄文時代の赤漆の「心と技」を解明する考古学上の大きな手がかりを提示するものです。



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