― 過去の企画展(記録) ―

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日本最大の猪風来創作縄文土器展

【期 間】2009年12月2日(水)~2010年1月31日(日)
写真左=日本最大の縄文土器「大地の波動響」(高さ183cm・最大径90cm)/写真右=創作縄文土器「土の響」(高さ113cm)
【写真左=日本最大の縄文土器「大地の波動響」(高さ183cm・最大径90cm)】
【写真右=創作縄文土器「土の響」(高さ113cm)】

 文様・造形の多彩かつ根源的な様相から、日本が世界に誇る縄文土器。


 現存している日本最大級の縄文土器は、岩手県大館町遺跡出土の大型深鉢形土器
(高さ93cm 最大径61.5cm 盛岡市遺跡の学び館所蔵)です。

また弥生時代まで含めてみても、野焼き技法による大型土器は120cmを超えるものはありません。


 これまで猪風来は、縄文造形・文様を自在に駆使し発展させ、膨大な独自の作品群を創作してきました。

オブジェについては、すでに野焼きによる大型作品(『虚空へ』高さ130cm)を制作しています。


 今回新たに挑戦したのは、前人未踏の「日本最大の創作縄文土器の野焼き」でした。


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 2点の作品は7月に制作・乾燥させました。


 台風18号が通り過ぎた10月10日朝6時に火入れ、翌11日夜8時に野焼き完了。

総38時間、猛烈な炎と対峙した熱いドラマ。壮大な挑戦でしたが、無事に焼き上げる事ができました。

→記録ページ《猪風来 日本最大の創作縄文土器の野焼きに挑戦!》


 こうして日本一大きな縄文土器が新見に生まれました。

■写真左=有孔鍔付土器(高さ183cm・最大径90cm)

■写真右=深鉢(高さ113cm)


 炎の力でどっしりと存在感を増した土器をもとに、日本最大の縄文太鼓を制作する予定です。

祭器となる2点の縄文土器は、古式にのっとり赤いベンガラで文様を彩色しました。


 多くの方々から一見したいとの希望があり、このたび2ヶ月間展示することにいたしました。

どうぞご観覧ください。



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