猪風来美術館の恒例行事。
猪風来美術館では、春(4月頃)と秋(10月頃)の年2回「縄文野焼き祭り」を開催いたします。縄文時代と同じ技法によって、生命と魂の躍動する縄文文様や縄目が施された土器や土偶・オブジェなどを焼き上げます。陶芸教室の参加者や法曽焼同好会員がみんなで力を合わせて自分たちの作品を焼き、命を吹き込みます。生命を形づくる根源――火や風や土や水――に触れて、自然の息吹の中で縄文の心を体感することができます。
「大自然の中で太陽と風と火の力によって作品を焼き上げる≪縄文野焼き≫は、1万5千年以上前に日本列島に生まれた世界最古級の土器文化である縄文時代そのものの技法です。
地と天に開かれた炎の熱気を肌で感じ、その中で刻一刻と変化してゆく土器の表情に目を凝らし、あるべき時にあるべき形に木を組みあげてゆく。人が心と技の限りを尽くして土と炎の交歓に手を携えるとき、作品は炎の中で新たな命を宿して生まれてきます。
石で丹念に磨き上げられ、火と煙によってあたたかく色づいた土肌は、縄文野焼きならではの味わい。そっと手で触れると、土に刻まれた造形の機微がしっとりとした感触とともに伝わってきます。作品が宿した炎のパワーと縄文の魂に、ぜひ思いを馳せてみてください。」(村上原野)
開催日 | 概要 |
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2023年 10月8日(日) |
「第37回 秋の縄文野焼き祭り」 |
※これまでの縄文野焼き祭りについては【イベント報告】を参照してください!